試験当日、試験会場を見渡せば年齢で一回りは違うかと思う受験者でいっぱいだ、まれにロマンスグレーの中高年をちらほら見かける。私はその中でも年寄りの分類であろう。男女比は若干男性が多いところだろうか、建築分野の女性の進出を感じられる。まぁ男性にない感性をもって建築に新たなる分野を開くと考えると女性建築家が今後増えるのは喜ばしい。
さて、試験の概要であるがマークシート方式の5択。午前中に学科T.U、午後にV、Wと行われる。両方とも3時間という一見長そうな時間ではあるがこれがいざ受けるととてつもなく短く感じるのである。特に俺様の場合は学科Uの法規がまったく予習ができておらず。
問題の該当する法規則を法令集から導きだすのに相当時間がとられると思い学科Tを早めに解き、学科Uに多くの時間を割くことで挑んだのだ。
不安と緊張の中試験を受ける。学科Tは問題集予習できていれば解ける範囲だ。ただ建築歴史の問題ともなるとこれは昨今時代の流行や話題などが先行するのであろうかまったく問題集にもでてこないような項目がでてくるので面食らってしまうだろう。日ごろ問題集でもなくネットや写真集等をみて頭の片隅にいれておくのがいいだろう。
さて、問題である法規だが案の定、一問を解くのに数十分。みるみるうちに時計の針は進み、まるで砂時計の最後の砂が急速に落ちるが如く時間は流れるのであった。残り時間も少なくなると気持ちも次第に焦りだしケアレスミスも増え続ける。時間みっしり使っても法規は5問も残して終了時間まで1分。最後の手段は5問全部マークシートのAを黒く塗り潰して終了。
微かな望みを持ち受けた試験だったがこの時点でもはや合格という文字はグレーゾーンに突入である。周りが午後から始まる試験に昼食をとりながら予習をしているのを横目に、まったく気合もはいらず昼食を食べ校内を散歩するのであった。
午後の試験、構造計算もおもったほど難しくなく基礎ができていれば簡単に解ける問題であった。建築施行については暗記物であってどれだけ脳みそに叩き込むかが勝負である。もちろんわからない問題でも消去法で考えればなんとなく答えが導き出される。3時間という時間配分だが午前中とは裏腹に1時間弱で全て終わってしまった。もちろん再確認も行い残り時間が1時間30分も残し試験会場を出たのであった。
※試験開始一定の時間が経つと試験会場をでれるのである。
感触としては法規以外はなんとなく合格ラインをクリアしているであろう。問題の法規が残り5問を適当に答えたためにまったく自信もなくかといって勘がよければもしかして合格してるのではなかろうかという淡い期待も持つのであった。ただその日は試験から開放されたのが一番の喜びであった。
さて、次回は結果だ。

